真っ赤に色づいた「姫」を喰う!

2016/06/09
新潟といえば「米どころ」の印象が強いけど、じつはフルーツも美味いんだ。
たとえば8月の「八色(やいろ)西瓜」。
この味は「すいか命‼」のおいらが絶対的に保証する。
あるいは12月の「ル・レクチェ」。
地元贔屓じゃなく、山形の「ラ・フランス」より美味いと思うぞ。
そうそう。11月の「おけさ柿」だって忘れちゃいけねえや。
では初夏をむかえた今、オススメのフルーツといえばなんだろう。
それはイチゴの女王、「越後姫」である。
「6月にイチゴかよ?」と、訝る向きもあるかもしれないけど、事実なんだからしょうがない。
でもまあ、6月半ばまでってところかな。
はっきりいうけど「とちおとめ」なんぞ、「けっ!」てなくらい美味い。
酸味はほとんどなく、口に含めば豊潤な香りと甘さが広がる。
しかも大粒で果肉はやわらかい。

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しかしこの「越後姫」、全国的な知名度は高くない。なぜか。
それはまさに持ち味である果肉のやわらかさに由来する。
つまり輸送や保存にむかないのだ。
したがってほとんどは県内での流通・消費となる。
ケンミンはみんな、このステキに美味いイチゴを頬張りつつ、「けけけ」とほくそ笑んでいるのだ。
「東京じゃ喰えねえだろう」ってね。けけけ。

てなことを常連のネル家に吹きまくり、その気にさせてイチゴ狩りへ。
ようは自分が食べたかったのさ。今年はほとんど食べてないしね。
行く先は新潟市南区の池田観光果樹園。2年ぶりである。
こちらのシステムは30分食べ放題で1,400円。
おかみの計算では、大粒のやつを40個ほど食べれば、もとがとれるハズだとか。
この「もとをとる」という発想はおいらにはないんだよな。
おいしく喰えなくなったらそれでオシマイ。それ以上は食べない。
40個ねぇ。さて、そんなに喰えるかなあ…。

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ここがバトルフィールドである。一見イチゴは見えないが、棚下をのぞくと…

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真っ赤に色づいた「姫君」が鈴なりだ。

ハウス入口で料金を支払い、カップを受けとる。
凹みが2つあり、ひとつはヘタ入れ、もうひとつにはコンデンスミルクが入っている。
おいらミルクは使わないけどね。
ハウスに入り、とりあえず目についた大粒の姫を頬張ってみる。
続けて2つ、3つ。
美味い。
口に含んだ姫は舌でつぶせるほどにやわらかく、口中に濃厚な甘味がひろがる。
利き酒でいう「含み香」のごとく、香りは鼻孔にもあふれるようだ。
これが越後姫である。
ハウスのあちこちから、おかみやネル家の歓声が聞こえる。

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大粒の姫を両手に満面の笑み。

20個ほど食べたあたりでペースダウン。
満腹したってわけじゃないけど、だんだんと応えてきたのだ。
ハウス内の暑さがである。
北方海獣類に近いおいらの天敵はまさにこの暑さ。
気温が25℃を超えるとからだの機能が衰えはじめ、30℃以上では廃人に等しい。
(そろそろかもしれない)と覚悟を決め、まとめに入る。
そのあとは10個ほども食べただろうか。
制限時間にはいささか間があるが、ハウス外へと退出した。

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ヘタを数えるおかみ。どうしても「もとをとった」かが気になるらしい。

涼しげな風が流れるブドウ棚の下で、おかみはヘタの数を数える。
なんとその数75個。 
「実だけとれたのもあるから、80個はいった」らしい。
2年前は72個だったらしく、記録更新に自慢げだ。
ネル家も相当に食べたらしい。
越後姫の美味さをわかってもらえたのならば、うれしいことだ。

帰り際、果樹園のおばちゃんにきいてみた。
「いちばん食べた人はいくつくらいかな」
「100個以上食べた女の子がいたよ」
おかみに伝えるべきだろうか…。










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00:39 日々の事 | コメント:(0) | トラックバック:(0)
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