今こそ白身の食べごろだ!

2015/11/12
あれま、思いのほかお早い登場で。
はい。特調でやんす。
今年もすでに晩秋(新潟ではね)。
考えてみると食材紹介をほとんどやってない。
こりゃあいけねえってんで一席お届けいたしやすです。
それがこいつ、いやこのお方。

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昨日活け締めしたヒゲソリダイの勇姿。まさに今日が食べごろ。

当地では「カヤカリ」なんて呼ばれております。
「カヤカリ」とは「茅刈り」、つまりは茅を刈るころに美味しくなるという意。
もちろんこれは地方名。
標準和名は「ヒゲソリダイ」。
毎朝の出勤前にかならずヒゲを剃る習慣があるところから命名された。
って、とうぜんウソです。
じつは同じイサキ科に「ヒゲダイ」というよく似た仲間がいるわけさ。
このヒゲダイ、名前どおり顎下にヒゲ状の突起物がある。
その突起物がヒゲソリダイにはほとんどない。
「あら、剃っちゃったの?」
ってことでヒゲソリダイと名づけられたわけ。
さて、気になる味はどんなもんかといえば…。

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白とピンクの地肌に脂がまわる。たまりません。

しっかりとした白身である。
とくに今の時季は、皮をひくとうっすらと脂がのっているのがわかる。
身質も充実し、強い甘みと旨みを持つ。
イサキ科とはいえども味はむしろマダイ、いやイシダイに近いな。
身ばなれがいいので、煮魚、焼き魚にしてもいい。
干物? そいつは試してないなあ。でも、旨いんじゃねえかな。

11月に入ると気温は一気に下がり、冬色が濃くなる。
しかし白身の魚は、脂がのったこれからこそ本来の旨さを堪能できるのだ。
そして雪が積もりはじめるころ、満を持して冬の王者、ブリとタラが登場する。
その話はいずれまた。
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23:26 お料理とお酒 | コメント:(0) | トラックバック:(0)

冬からの使者

2015/11/07
鬼のように忙しかった秋が終わった。
季節は順調に(?)冬に向かっている。
とはいってもまだ11月だけどね。
例年だと文化の日を過ぎれば、どんよりとした曇り空がつづくようになる。
そして12月からは長く白い冬がはじまるってわけさ。 
で、毎年この時季になると現れてくるのがこの方々。

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ヤママユガ科のウスタビガである。
開張時のサイズは10センチほどと、ヤママユガ科では小柄なほう。
写真上の茶褐色の固体がオス。
写真下の派手な黄色はメス。
成虫の活動時期は10、11月頃。
ほかの昆虫たちはとうに絶えた時季なのでやたらと目立つんだ。
サイズもでかいしね。
動きはのったりとしている。
疲れているからなのか、何かにつかまると容易なことでは動かない。
もうすぐ産卵を終え、冬の訪れとともに消えてゆくんだろうな。
冬からの使者。
どことなく“もののあわれ”を感じる存在でもある。
10:10 日々の事 | コメント:(0) | トラックバック:(0)
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