夏場はウッカリ・・・

2017/08/25
ようやっとお盆週間を抜け出した。8月も殘り少ない。
月初まで予約があまり入らず、こりゃあどうなることかいと思っていたが、直前になだれ込むように予約が入り、結局は例年どおりのやっさもっさとあいなった。
暑いなかお越しいただいたみなさまには、この場を借りて心より御礼申し上げます。

さて。夏場になるとどうしてもオイシイ白身魚が減り気味になる。
まあ、かわりにアジやらトビウオやらの青モノが増えてくるんだけど、この連中はひと箱の単位が多すぎて、うちあたりじゃ使いきれない。
かといってタイやヒラメが美味い時季じゃあない。
そこで今回はそんなとき頼りになる新人を紹介いたしやしょう。
それがこの子、ウッカリカサゴ。入店2日目よ、やさしくしてね♡

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すてばちな名前に聞こえるけれど、これが本名(標準和名)。
ついうっかりとカサゴ属に分類しわすれていたために、こんな名前をつけられてしまったらしい。あんまりだな。
まあ人間ならば不良化しそうな名前だけど、この子はべつに不貞腐れることもなく、健気に海の底を這いずって仕事にはげんでいる。なんの仕事だか知らんけどね。

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身質はきれいな白身でやや淡白だけど、うっすらと甘みも感じる。
皮目ごと焼き霜にしたり、昆布締めにすれば味がのるタイプだ。

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頭部がデカく歩留まりは悪いけど、この頭は酒蒸しや煮つけで楽しめばいい。
つるん、ぷるんとした皮目の口ざわりは心地よく、身ばなれもいい。
ほんと、夏場のしのぎにはうってつけのいい子なんだ。
いましばらくは楽しめるハズ。ぜひぜひ味わってやってください。

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10:09 お料理とお酒 | コメント:(0) | トラックバック:(0)

雨あがる

2017/07/04

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どしゃぶりである。
いや、だったというべきかな。もうあがりました。
なんと出雲崎町全戸に避難勧告が出ていたようです。
ようですってぇのもふざけた言い方だけど、実際宿のぐるりでは「避難? どこの話だよ」ってカンジ。
用水が溢れることもなけりゃ、道路の冠水もない。
子どもたちもちゃんと登校してるみたいだしね。
ですからご安心のほどを。
宿は無事でごじゃりあんす(若干の雨漏りあり)。
心配してお電話いただいたみなさま、ほんとうにありがとうございました。

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カエルのくせに雨やどりかい・・・。




17:54 日々の事 | コメント:(0) | トラックバック:(0)

17年度の日本酒はこちら

2017/06/06
特調でごわす。
いささかおそくなったけど、今年提供する日本酒の銘柄を決めやした。
取りそろえたのは6銘柄と去年よりやや少なめ。
あとは夏場限定で生酒を加えるつもり。
じゃあその6銘柄を紹介しますわ。
まずは県内蔵から。

鮎正宗 純米 鮎正宗酒造(妙高市)
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新潟酒らしくさっぱりと淡麗な口当たり。
香りはひかえめでほんのり甘口。

笹祝 純米亀の尾 笹祝酒造(新潟市)
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希少米「亀の尾」100パーセント使用のお酒で、やや低アルコール。
かすかな甘味と酸味が持ち味。お燗で味はふんわりとふくらんで・・・。

鶴齢 純米超辛口 青木酒造(南魚沼市)
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新潟酒のイメージをくつがえす深い旨味を持つ辛口。
サッパリとした後口が夏向きの一本。

つぎは県外蔵。

羽根屋 純米 富美菊酒造(富山県富山市)
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5、6年前の初提供以来、一貫してウチの人気ナンバー1をキープ。
軽やかな飲み口の辛口で旨味もほどよく乗ってるぞ。

墨廼江 特別純米中汲み 墨廼江酒造(宮城県石巻市)
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2年前の仙台飲み歩きでもっとも気に入った一本。
晩酌向きっていうのかな。とにかく味のバランスがいいお酒。
常温からぬる燗で飲んだら果てがなさそうだな。

綿屋 特別純米美山錦 金の井酒造(宮城県栗原市)
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これは仙台では飲めずに、帰ってから取り寄せた。
柔らかな口当たり、適度な旨味としっかりとした酸味が味わえる。
これも飲み飽きしないタイプですわ。

笹祝〜、鶴齢〜、綿屋〜が今年からの新顔。
キホン的に、香りの強いタイプはやや敬遠。
食事と一緒に楽しめる銘柄をそろえたつもりだす。
若干おいらの好みに偏っている気もするけどね・・・。
まあなんにせよ日本酒は美味しい。
どうぞジャンジャン呑んでやってちょうだいな(売り上げのためにもね・・・)。

14:07 お料理とお酒 | コメント:(0) | トラックバック:(0)

タヌキとカツオとオオミズアオ

2017/05/30
おばんでがんす。特調でおま。
さてと・・・。
とつぜんだけど、宿の食事で「タヌキメバル」って魚をよく使う。
とくに刺身でね。

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名前からわかるとおり、これメバルのお仲間。
メバルってぇと、関東では煮魚のイメージがあるんじゃないかな。
たしかにメバルの煮つけは美味しいさ。
加熱しても身が縮まないし、身ばなれもいいからね。
でもこのタヌキ、じつは刺身も美味い。
しっかりした白身で味乗りもいいし、歩留まりも悪くない。
皮下の身に旨味があるから、焼き霜にするのもおすすめ。
よって本日の夕食では、このタヌキとマツブをお刺身で提供いたしますわ。
ちなみに柏崎市場では「ツヅ」。新潟ではなぜか「マゾイ」と呼ばれている。

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体表の斑紋は茶褐色。近縁の「キツネメバル」は、この斑紋がやや黒褐色となる。

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背鰭の棘はかなり鋭い。調理の前に切り取っておかないと、イタイ目にあう。

ところで本日はきわめてウレシイことがありまして。
そいつはコレ。「カツオ」だす。

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あたしゃコイツが好きで好きで・・・。
東京にいた頃はよく釣りに出ていたくらい。
ところがいないんだよねえ、日本海には。
しょうがないからスーパーで冷凍ものを買っちゃ、泣きながら食べているわけでさあ。
しかし今日のカツオは違うぞ。
なんたっておいらのカツオ好きを知ってるお客さんの I 氏が、親類の漁師さんからもらいうけて新潟まで運んでくれた、その日の朝獲れなのだ。
ひさしぶりだねえ、カツオさばくのは。
もちろん片身はお客さんにも提供。
残りはおいらとおかみで完食。
美味かったかって?
ひひひ。そりゃもう・・・。とくに血合いがねえ。

夜半、居間の網戸に張りついているオオミズアオに気がつく。
このお方が現れると初夏の訪れを実感する。
そろそろホタルも飛びはじめるだろう。

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幽玄としかいいようのない雰囲気。
子どもの頃、はじめて見かけたときは怖かったな・・・。



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農道花見

2017/04/08
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この季節、宿下の農道を歩けば、ちょっとした花見気分が味わえる。
もっとも花見といってもサクラじゃないよ。
おいらの花見は春を告げるかそけき野花がお相手。
サクラなんてもんは、どこにでもあらあな(じつはまだ咲いてないのさ)。

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カヤツリグサ科のヒメカンスゲ。線香花火のようだ。

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山地の明るい場所に生えるキブシ。熟した実は染料としても使われたらしい。

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ジンチョウゲ科のナニワズ。福島以北の日本海側から北海道まで分布する。

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農道に面した西向きの斜面は、カタクリが群生している。
うつむきがちの花ゆえに、斜面の下から見上げるのがのぞましい。

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ジャノヒゲと熟した種子。人工物のように見事な藍色。

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柄の伸びたフキノトウ。茹でてから刻んで、ワカメ、なめ茸と和える。
酒のあてになかなか美味いんだ。

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打ち上げ花火のようなショウジョウバカマ。
日当たりのいい斜面に多い。

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農道脇の石積みの上でぼんやりしていたシマヘビちゃん。
撮影後、あわてて逃げていった。驚かせてスマン。

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農道から見上げた宿。


21:18 日々の事 | コメント:(0) | トラックバック:(0)
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